突然の言葉に足が止まる。
「だから、お前が朝から眉間にシワ寄せて考えてるのはその事なのか?」
「えっと違いますけど」
「言ってみろよ、何に悩んでるんだ?」
そんなの、言えるわけないじゃない。
「い、いいですよ!そんなの言っても多分どうしようもないし」
「そんなの言ってみなきゃ分からないだろ?」
「いいんです!あたし決めたんです!もう翔さんに心配かけないって」
「その翔さんは今傍にはいないけど?」
「でもあたしは翔さんが..翔さんだけが好きなんです!!」
「じゃあここからは友達として聞く、それならよくない?」


