{待って。今更だけど妻ってことは龍也は既婚者?それ聞かなきゃ。} 「すいません。妻って…、結婚してるんですか?」 頭がごちゃごちゃの私は あり得ないほど冷静だった。 「子供もいますけど。ってかあなた何も知らなかったの?」 {何も、って妻子持ちどころか 彼女いたら普通付き合わないよ。} 「知りませんでした。私龍也と縁切ります。」