わたしの、とぎれとぎれの言葉。



けど……。

伝えたかった。


こんなに、格好いい人。


他にいない……。


って――。




――……。




わたしの、頭のてっぺんから……。


つま先まで……。


優しく……。

優しく。


抱いてくれた。




――ソッと触れる手。

――わたしより広い肩幅。

――力強い腕。




心地よくて……。



大好きが、胸の奥からあふれてくるみたい……。





「きれー……ね。
そりゃどうも――。
けど。お前が素っ裸になろうが、俺は、なんにも思わねぇ――」




心が、ヒヤッと青ざめるような先生の言い方に、わたしは目を見開いた。




ニヤリと笑う。

雪夜先生――。






それが、先生の照れ隠しだって知ってるのは……。

わたしの他に……。
あと……。

何人いるんだろう。




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