お姫様×俺様男子 ~出会い編~

「どうして、神谷財閥がでてくるの?」

私は美香を睨みながら言った。

「別に、理由なんてないけど。」

「理由が無いなら教えることは
できないわ。」

もしも、美香・・いや、
コイツが連続窃盗犯なら
言えないし、
口が裂けても言えない。

それに、コイツが
美香だということが
嘘かもしれない。

「俺を疑ってるのか?」

「ええ、あなたが
危険人物だったらどうするの?」

「ったく、
俺の名前は神谷美香。
神谷真紅のイトコだ。」

真紅様にイトコ?
聞いたことが無い。

「あなたが神谷財閥の血縁者だという
証拠は?」

「これだよ。」

美香は札束を取り出した。

「この番号は神谷財閥の金だ。」

私は番号を見た。

その番号は、間違いなく神谷財閥のものだった。

「そんなのわからないわ。」

私はまだ町娘でした・・・
こんなのを知っているのは
きっと私と雄太様だけ、
バレるところでした。