見るとそこには…

「森坂先生!!」


森坂?

森坂…ああ!!何か陽人が気に入ってる奴か!!


「説教するだけ無駄ではないと思いますけど。」


「何を根拠に…!?」

村田の眉間にシワが寄る。


「大谷陽人君は髪を黒く染めるか悩んでましたよ。

遠藤さんに相談してるのを見ましたから。」


へえ…陽人悩んでんだ…


「まぁ、やめなさいって言いましたけどね。

京先生、この資料どうぞ。」

森坂はファイルを京先生に渡した。


そのファイルを開いてパラパラと見た京先生は笑って

「ありがとうございます!!」

と言った。