背後で章斗と修吾がごちゃごちゃ言っている。

「どうでもいいけど…」

俺が口を開くと二人は黙った。


「そんなこと言ってるとまたすぐに死ぬぞ、修吾。

章斗、小説読まなくていいのか?今月中に十冊読むんだろ?

それから…俺は絶対に口を割らないからな!!」


しばらくすると、ゲームの効果音と本のページをめくる音が聞こえてくる。

どうやら二人はそれぞれの行動を再開したらしい。



俺もうとうと…と眠りについた。