俺はこれ以上教室に居て、陰口を聞くのも嫌だったので、一緒に行くことにした。


ホームルームが始まる前だからか、廊下は少し騒がしい。



俺と遠藤が並んであるいていることを見たからか、男子達からの視線が痛い。

けど、俺は気にすることなく遠藤と話ながら歩いていく。


『数学準備室』に着き、中に入るが、そこには誰もいなかった。

「あれ、先生は…?」


「いないみたいね。まぁ、プリントの場所聞いてるから大丈夫!!」


「そっか…」