「私はさ…テストよりもこれからの方が心配だよ。」


「ああ、話し合いか。


………別れたくないのか?」

俺の心臓がグッと締め付けられる。


「いや、別れる別れないは問題じゃないんだよ。

ただ、相手を怒らせて、相手を逆上させたらまずいなぁ〜…と。」


「ああ、なるほど」

俺の心臓の締め付けが無くなった。


凛香はおもむろに立ち上がって帰る支度をした。



「まぁ、そうなったらそうなったでいっか。

じゃあ私行くね。」


「おう。気を付けろよ」

凛香は手を振りながら教室を出た。