意地悪てぃーちゃー

うちは荒木ちゃんに呼ばれて、少しみんなと離れた。


「この前はありがとう。ちゃんと向き合って来たぞ。迎えに行く事にしました。」


「いえいえ。よかったやん。もう手放したらアカンで?」


うちと荒木ちゃんはそのまま笑ってた。
本間によかった…。


「北沢は?あれから気持ちの変化は?」


「無し。よくわからんくなっちゃった。」


荒木ちゃんは少し呆れていた。
ゴソゴソと携帯を出した。


「携帯貸せっ。」


うちは荒木ちゃんに携帯を渡すと、慣れた手つきで荒木ちゃんは携帯を触っていた。


「はいよ。アイツ等待ってるやろ?今日帰ってから、絶対連絡しろ。」


そのまま柚子と舞の所へ戻った。


「相田と森田。悪かったな~。ほんじゃ楽しんでおいで。」


荒木ちゃんはそのまま立ち去った。
うち等はワイワイと騒ぎながら、いろいろブラブラしてた。


「あっ。あれ井澤じゃない?」


舞が前の方を指差して、そう言った。

舞が指差した所を見ると、そこにはやっぱ井澤が居った。


井澤も気付いたんか、こっちに近付いてきた。