意地悪てぃーちゃー

しばらくして、3人ともオムライスを食べ終わった。


「これは俺からのサービス。どうぞ。」


そう言って、河中さんはタルトを出してくれた。

うちはお礼を言って、それを食べはじめた。


…美味しい。
めっちゃ美味し過ぎる。


「河中さん。めっちゃ美味しいですね~。テンション上がる。」


「省吾。敬語もいらんで。心ちゃんは女の子やな~。可愛い。ありがとうな。」


うちはそんな河中さんの言葉に、少し照れてた。


「省吾。心に絡むのやめろ~。」


「はいはい。別にいいやんな~心ちゃん?」


省吾さんも睨む井澤に、満面の笑みを浮かべていた。

その様子を荒木ちゃんだけが楽しみながら、笑っていた。


「優弥~拗ねんなって。ごめんごめん。一真っちも笑うな。よしっ解決。」


「本間に~。まぁええけど。そろそろ帰るか。」


井澤のその言葉に、うち等は立った。

井澤と省吾さんはレジに向かって、荒木ちゃんとうちは先に井澤の車に乗っていた。


「北沢ぁ。お前は、井澤先生の事どう思ってんの?」


はっ?
いきなりですか…。