意地悪てぃーちゃー

ーーーー3日目


結局あんま寝れんかった。
荷物を全部詰めて、諸注意を聞いてホテルを出た。


井澤も、もう治ったんかケロッとしていた。
荒木ちゃんはそんな井澤の隣でニヤニヤしていた。
昨日のことやろうなぁ。

しかも朝から、瞬がウザイぐらいに話しかけてきていた。
そして、バスは目的地に着いた。

今日はここで買い物して、帰るだけ。
買い物も班行動やった。
ここでも瞬は相変わらずやった。


班自体はいつも通りワイワイしてた。
歩いてると、途中で井澤と偶然会った。


「お前等、いつも楽しそうやな~。まぁ集合時間には遅れんなよ。特に心。わかってるか。」


「先生と若さが違う。わかてるもん。」


「俺だってまだまだ若いもん。心…失礼やぞ。」


そんな井澤との言い合いに、班のメンバーは爆笑やった。
ただ一人、瞬だけを除いて。


井澤と別れて、うち等は集合場所近くで話してた。
そんな中で、うちは瞬を呼び出した。


「瞬。昨日の返事やけど、瞬の事は友達としか思われへん。ごめん。」


「なんとなくわかってた。これからも友達として、仲良くやってくれるか?」


「うん。よろしく。」


瞬は笑ってそこから去っていった。
悪いことしたけど、これでよかったかな~。


「おっ。中々ズバっと言いましたな。」


そう言って現れたんは、荒木ちゃんやった。
またですか…。


「また荒木ちゃんか。まぁね。」


「俺じゃ不満か~。井澤先生も居るけどね。」


荒木ちゃんがそう言った瞬間、井澤が出てきた。
うわっ…最悪。