意地悪てぃーちゃー

校長はため息をついて、話しはじめた。


「困ります。

君の挨拶等の評判は、聞いている。
でも明日は、沢山の来賓が来るんだよ。

それに毎年、会長はこれを読むんだ。

だから君も読んでくれ。」


はっ……………?

こういうの一番嫌い。



「校長先生。
わたしはお断りします。

今までの会長方が、どうしてきたのかは知りません。

わたしは、自分で考えた答辞を読みます。

わたしは、校長先生の人形じゃありません。
意思を持った人間なんです。」


「君は・・・・・


ならいい。


井澤先生。
別の元生徒会役員を用意して下さい。」


なんやねん…コイツ。
イライラするなぁ。


「校長先生…

それは出来ません。


答辞は北沢が読む以外、考えられません。」


「井澤先生…

貴方は何を言っているんですか?
とにかく、変わりの生徒会を用意しなさい。

これは命令です。」


校長はきっぱりと言い放った。