意地悪てぃーちゃー

ゲーセンに着くと、うち等はプリクラのコーナーに向かった。


「先生~これにしよ。」


うちは数あるプリ機から、一台選んだ。


「あいよ。

てか、ここでは先生って呼ぶな。」


「あっ………

ごめんごめん。
んじゃ撮ろ!」


井澤と一緒にプリ機の中に入って、撮影が始まった。

こんな狭かったっけ?
めっちゃ近いやん…


プリ機の陽気な音楽と一緒に、うち等のテンションも上がってた。


「おっ…
次がラストやねんな。

心!
最高の笑顔しろよ~。」


「はーい。

せん…じゃなくて、井澤さんもね~。」


3……


………2



1……………


グイッ……………



パシャッ



一瞬の出来事に、うちはビックリした。


一体何をしたんや…
このオッサン……………


「先生~

最後のん何したん?」


「秘密~。

ほら落書き落書き。」



曖昧なまま、落書きのコーナーに移動した。


一番最後のんを、井澤が落書きし始めた。