意地悪てぃーちゃー

「なんや急に。
今日は素直やなぁ。

さてこれからどうする?
心がしたい事とか、行きたい所とかあるか?」


したい事かぁ…



あっ……………!!!


「先生とプリクラ撮りたい。

アカンかなぁ?」


「プリクラかぁ。

んじゃ撮りに行くか。」


「えっ?!

撮ってくれるん?」


アカンと思ってたから、めっちゃ意外やった。


「別にいいで。

なんならチュープリも撮ったんぞ?」


「先生キモい。

それある意味、セクハラやで?」


「お前なぁ…

冗談に決まってるやろ。
冗談や冗談。」



冗談ってわかってても、ちょっとドキドキした。

…って、うち重症やなぁ。
あんな変態発言にドキドキするとか………


「おっし。

そしたらゲーセン行くか。」


井澤は荷物を持って、立ち上がった。

うちも荷物を持って、井澤の後を着いて行った。


井澤が会計を済ますと、省吾さんに挨拶をして車に向かった。


「先生ごちそうさまでした。

毎回毎回ありがとう。」


「いえいえ。

出世払いで…なっ?

さてと。
ゲーセン行くかぁ。」


そのまま車は走りはじめた。