意地悪てぃーちゃー

井澤はさっきと同じように、ほっぺをポリポリしてた。


「なんでかって?

心が大事やからやな。


あっ…
顔真っ赤なって照れた?」


「照れてへんもん。

先生こそ顔赤いで?
自分で照れたん?」


精一杯の照れ隠しやった。
大事とか………
サラっとそんなん言うていいん?


「照れてへんわ。

てか、大事ってのは本間やからな。

俺にとって、心は大事過ぎるぐらい大事………






な生徒やから。」



あっ生徒ね…。
めっちゃドキドキしたのに。

思わせぶりな態度とって、井澤のバーカ。



「はいはい。


生徒にそんな事ばっか、言うたら誤解生むで?」



「はぁ…

心にしか言わんわ。
バーカ。

でも心のそこが「お待たせしました~。」



ようわからんタイミングで、省吾さんが入って来た。


「うわっ…
雰囲気甘すぎるやろ~。

今日は特別メニュー。
心ちゃん合格おめでとうさん。」


「やったぁ。
省吾さんありがとうございます!」