意地悪てぃーちゃー

「心が来うへんから、俺が来たし。

心が勝つまで、俺がここな?」



うちが後ろを振り向くと、思ってた以上に顔が近かった。


「わかったか?」


「…うん。」



アカン・・・
めっちゃ恥ずかしい。


そのまま、二回戦が始まった。


うちはゲームに集中出来ず、後ろの井澤が気になってしょうがなかった。



「うーーーーーー。」


「へっへっへっ…。」



結局今回も負けた。
こんなん、井澤が後ろに居る限り勝てんと思う。


「心は弱いなぁ。

どうする?続ける?」


「今日は調子悪いだけやもん。

んー…やめる。」



うちはコントローラを置いた。

中々、後ろからどかへん井澤・・・


「先生?罰ゲーム終わりじゃないん?」


「はっ?心が勝つまでって言うたもん。

もうちょいだけ。なっ?」