意地悪てぃーちゃー

「荒木ちゃんまで…。先生は普通や。ノーマル。」


うちがそう言うと、二人は爆笑していた。
そこまで笑わんでも…。


「先生も荒木ちゃんも笑いすぎ。そんな笑わんでもいいやん。」


「ごめんごめん。あぁ~久々に笑った笑った。やっぱ心は最高やな。」


これは褒められてるん?
けなされてるん?

二人がクスクス笑ってる間に、省吾さんがオムライスを運んできた。


「なんか楽しそうやな~。んっ?心ちゃんはご機嫌斜めみたいやけど…。あっ。優弥、心ちゃん苛めたな?」


「はぁ?苛めてへんし。んな、人聞きの悪い。」


そのまま井澤と省吾さんは言い合いになってた。
うちと荒木ちゃんはそれを見ながら、いつの間にか笑っていた。


「ほら~優弥が向きになるから、心ちゃんも一真っちも笑ってるやん。あっ。冷めんうちに、食べて下さい。」


省吾さんの言葉と同時に、うちはスプーンを持ってオムライスを食べ始めた。

久々の省吾さんのオムライスは、めっちゃ美味しくて仕方なかった。


「省吾さん。めっちゃ美味しいです。」


「おぉ~。めっちゃ嬉しい。ってか、心ちゃん。高校生なったらここでバイトせえへん?」


・・・・・・バイト??
えっ…マジで。


「本間ですか?うちでいいんですか?」


「当たり前やん。俺は、心ちゃんがいいの。働いてくれる?」


「もちろんです。よろしくお願いします。」


やったーーーーー!!
バイト決まった。