意地悪てぃーちゃー

結局3人ともオムライスを頼んで、運ばれてくるんを待ってた。


「ってか、北沢は何で志望校行きたいん?」


「んっ?オープンスクール行った時に先輩たちの顔がめっちゃ輝いててん。やからかな。」


初めは全然興味無かった。
でもオープンスクール行って、もうここしか無いって思ったねんなぁ。


「へぇー。北沢らしい理由やな。まぁ出来ることはするからな。」


「あざーっす。なんか荒木ちゃんってちょいちょいええ奴やな~。」


「ちょいちょいってなんやねん。俺はいつもええ奴じゃ。」


あぁー
荒木ちゃんも井澤に似てきたなぁ。

うちはそう思いながら、井澤の顔を見た。


「んっ?心どうした~?そんなに俺が魅力的か?」


「はっ?先生…そろそろ痛いで?」


「そんなん言うて素直ちゃうなぁ。そんな俺が好きか?」


井澤はズルイよな~。
ノリでそんなん言うもんちゃう言うねん。


「はいっ。お疲れ~。荒木ちゃん、コレどうにかして。」


「はぁ~。北沢。後はお前が素直になるだけや。」


真剣な顔して荒木ちゃんまで…。
うちが素直になった所で、誰が得すんねん。