意地悪てぃーちゃー

そのまま勉強道具一式をかばんに詰めて、学校へ向かった。


学校に着くとそのまま職員室に向かった。


「しつれーしまーす。」


職員室に入ると待ってましたと言わんばかりに、井澤がうちの所までやってきた。



「おっ来たな。教室か生徒会室どっちがいい?」


「どっちでも~。任せる。」


「んじゃ生徒会室な。」


うちと井澤はそのまま職員室を出て、生徒会室に向かった。
生徒会室とか…なんか久々やなぁ。


生徒会室に入ると、うちはいつもの席に座った。
この席が一番しっくりくる。


「で、何の教科やってたん?」


「んっ?数学と英語…。」


井澤は呆れたような表情をした。


「はぁ…もうしょーもない意地張んなよ?わからんかったら、いつでも聞きに来い。わかった?」


「…はい。」


相当恥ずかしい…。
でも井澤の言う通りやと思う。


「わかればよろしい。で、わからん問題は?」


「ここ。」


うちは問題集を広げて、井澤にわからんかった問題を聞いた。
井澤の教え方はやっぱり上手くて、わからんかった所がスラスラ解けるようになった。