意地悪てぃーちゃー

「中1ん時の先生が、1番若くて優しかったなぁ。あぁ~時間の流れって怖い怖い。」


「はぁ?今も優しいし。心こそあん時は、めっちゃ素直やったのにな。」



うち等は相変わらずこんな会話をしながら、笑い合っていた。


「高校行ったら、俺の事なんてすぐ忘れるやろな~。」


「んっ?そうかもな。いきなりどうしたん?あっ…そんなに寂しい?先生はうちの事好きやな~。」


忘れるかぁ…。
たぶん一生掛かっても、井澤の事は忘れられん気する。


「そりゃ寂しいわ。んっ…心も俺の事好きやろ?」


「ふーん。はいはい。先生両想いやな~。」


こんな会話してると、自分の気持ちが溢れ出す。

冗談でも若干嬉しいねんなぁ。


「せやなぁ。

って、俺やっぱ心が心配やわ~。
俺以外の奴に、ノリでもこんなん言うなよ?
その表情もな。」


「何処が心配なん?

はいはい…言いませーん。
表情とかわからんし。」


うちは若干拗ねて、そっぽを向いた。