意地悪てぃーちゃー

しばらく掃除をすると、生徒会室がめっちゃ綺麗になった。


・・・・・うちの私物の山を除けば。


「全員お疲れさん。んじゃ適当に並んで、記念撮影でもしますか。並べ~。」


アバウトな…。
井澤の言う通り、うち等は適当に並んだ。


「心っ!!お前なんで端っこ行くねん。心は真ん中の俺の横じゃ。」


うちが端っこに並んでたら、井澤に引っ張られて真ん中に座らされた。
適当に並べ言うたやん…



結局うちは井澤の隣に座って、カメラに笑顔を向けた。


「よっし。写真は引き継ぎの日に渡すからな~。とりあえず今日は解散。心は残れ。私物の事で話がある。」


井澤の言葉とともに、生徒会メンバーは帰って行った。

あっちゅう間に生徒会室には、うちと井澤だけになった。


「今日持って帰るよな?」


「うっ…はい。」


絶対全部とか無理。
この荷物持って30分も歩くとか……………。


「まぁ掃除の頑張りは認めよう。」


「えっ…そしたら…?」