意地悪てぃーちゃー

車内は相変わらずで、いつも通りの話をしてた。


「もうちょいで任期終わりやな~。生徒会、どうやった?」


「そうかぁ。やっぱ寂しいな~。生徒会は、なんやかんや充実してたかな。」


生徒会生活は、なんやかんや言うても充実してた。

縛られる事も面倒な事もあったけど、それなりに楽しかった。


「そうか~。生徒会の仕事してる時の心の目、輝いてたもんなぁ。」


「そう?まぁ真剣にやってたから。なぁ先生はなんでいきなり生徒会に来たん?」


ずっと疑問やった。
面倒クサがりの井澤が、なんで生徒会に来たんか。


「俺か?それは秘密やな~。まっ大人の事情や。

心はそんなに俺が気になるか?」


うわっ………………
気持ち悪っ。


「先生キモい。前よりキモさ増したな~。ほら見て鳥肌立ったし。」


「キモい言うな~。ってか、そこまで言われると俺もショックやねんけど…。」


車を運転しながら、オーバーにリアクションを取る井澤…。
ショックも何も、事実やからしゃーないやん。