意地悪てぃーちゃー

しばらくして、舞の目から涙が溢れた。

柚子とうちは舞を囲んで、慰めていた。


舞が落ち着いて、ゆっくり話し始めた。


「あたしな、荒木先生の事が好きやってん。やけど彼女居るって…。失恋しちゃった。」


舞………
うちは何も言えんかった。


「舞~このままでいいん?自分の気持ち伝えんくて…」


「うん。だって、荒木先生に迷惑やん。やからうちはこのまま諦めます。柚子も心もごめん。中々言えんくて…。」


舞は強いなぁ。
さっきまで泣いてたのに、もう笑顔や…。


「全然いいよ。話してくれてありがとう。舞…ごめんな。」


「なんで心が謝んの~?謝らんでいいのに。さて、プリ撮りに行こ。」


舞は柚子とうちを引っ張って、みんなの所に走って行った。


男子は文句を言いながらも、何かを察したようやった。



うち等はプリ機を選んでその中に入った。

最初は嫌がってた井澤と荒木ちゃんも入って、みんなで仲良くプリを撮った。


撮り終わると、女子3人で落書きした。


プリが出来て、舞が人数分に切ってる時にうちは井澤に呼ばれた。