意地悪てぃーちゃー

「やっぱ柚子はわかってるわ~。荒木先生とは大違い。井澤先生とうちで楽しむなっ。なぁ先生~。」


うちは井澤に話しを振った。


「本間や~。俺等で楽しむな。荒木先生もやけど相田もな。てか森田、さっきから大人しいけど大丈夫かぁ?」


井澤はずっと黙ってた舞に、声をかけた。
舞の顔には笑顔が無くて、泣きそうな顔をしてた。


「ん~大丈夫やで。ちょっと眠たいだけやもん。」


明らかに無理して作った舞の笑顔は、すごく悲しそうやった。


そんな事をしてる間に、ゲーセンに着いた。

柚子とうちは一旦、舞を連れてトイレに入った。


「舞~どうしたん?なんか悪い事した?」


「んっ大丈夫やで。柚子も心も心配かけてごめん。」


柚子とうちは顔を見合わせた。
舞は何か隠してる…
そんな気がした。


「舞?詳しくは聞かんけど、泣きたい時は泣いていいねんで。それにまた話したくなったら、柚子もうちも聞くし。とりあえず、無理して笑わんでも大丈夫やで。」


うちは舞に微笑みながら、優しく話しかけた。