意地悪てぃーちゃー

しばらくして、会計を終えた井澤が駐輪場にやって来た。


「とりあえずお開きや。帰りは気をつけて帰れよ~。んじゃ解散。」


解散になって、帰る人は先に帰った。
残る人はゲーセンでプリを撮る事になってた。
って言うても、うち等の班だけやけど…。



「残ってる奴はどうすんの?」


「ゲーセンでプリ撮る。先生達も行こ~。」


柚子が井澤と荒木ちゃんを誘ってた。
うちはそれを見たら、井澤と一瞬目があった。


「着いて行くだけな~。プリクラ撮ったら帰るって約束出来るか?」


『出来る~。』


全員が声を揃えた。

井澤と荒木ちゃんも着いて来んのか~。
このメンバーの為にお疲れやん。


男子を先頭に近くのゲーセンまで、移動を始めた。


柚子と舞とうちの3人と、井澤と荒木ちゃんは話ながらチャリを漕いでた。


「荒木先生と心って意外に仲良しよな~。」


柚子が突然言い出した。
意外って…。
めっちゃ視線感じるような…。