余計なことごちゃごちゃ考えるのはこれで終わりだ。



「一つ聞いてもいい?さっき言いかけたこと」

「何?」

「蒼空は私のこと好き?」





鶴丸の重〜い視線を背中にスゲー感じるんだが。

「好きだよ。でもこれからもっともっとゆずのこと好きになりたいから……」





俺はそっと近づいて、



「これからもよろしく」



――俺なりの『誓いの言葉』――



「うん」


彼女をぎゆっと抱きしめる。


「こらぁ〜!!姫さまから離れろ〜!!このケダモノめ〜っ!!!」




平凡な俺の日常に、

やっと変化が訪れた。



END