「私もこの日を境に、ゆず姫さまに一生にお仕えすることを誓い、発明家のヒゲじいに人間の言葉が話せる機械の身体にしてもらったのだ」

そうか、だから鶴丸は人間の言葉が理解できるのか……
今更ながらに納得。



「だから大切な水晶はその時の誓いを受け入れた証として、私が鶴丸の首輪に付けていたの」

「そんな大切なものをなくしてしまうとはなぁ〜やれやれ、お前は従者として失格だな」

「な、なにを言うか〜っ!!まだ失くなったと決まったわけではないわいっ!絶対に絶対に見つけてみせる!!この命に変えても!」

命……って。
お前はロボットだろ!とツッコミたくなるほどであったが、鶴丸の真剣な眼差しに対して、それは言うことができなかった。

「もしかしたら……!!」

ゆずが何かを思い出したように突然、大声を上げた。