みんな、どうしたんだろう…?
何か意気込んでるけど…
……それにしても。
この倉庫には、一体何人いるんだろか。
多分、2000は超えてると思う。
しかも翔達が話してるから、あたしは一人ぼっち……視線が痛い。
みんな、“誰だこいつ?”って思ってると思う。
そりゃそうだ。
自分達の倉庫に見ず知らずの人が居て、しかもそれは女。
誰だって疑問に思うだろう。
「…翔~まだ話終わんないの~?」
流石にこの視線には耐えきれず、翔の服の袖を少し引っ張った。
「あ、あぁ…今終わった。……始めるぞ。」
急に翔の顔が真剣になった。
こうゆうのが、“総長の顔”って言うのかな。
その時の翔は何だか輝いていて、凄く、カッコいいと思った。

