「空、行くぞ。」


「うん。…またあとでね、拓。」


「おう。」



バタン



「(空…お前が責任負う必要ねぇんだぞ…)」



拓以外誰もいなくなった理事長室で、拓は煙草を吸いながらそう静かに思った。