◇◆キョウsida◇◆


空を教室まで迎えに行くと、そこには空の席にみんな群がり、楽しそうに笑ってる空の姿があった。


空の笑顔であいつら赤くなってるし。




「……チッ…」




俺は小さく舌打ちをした。



――…なぁ、空。知ってるか?


俺がお前を好きなこと。


空の笑顔を独り占めしたい。


空を抱き締めたい。



俺、お前に一目惚れしたんだ。


翔も達也も棗も…多分、由樹達だって…



みんなお前のこと本気で好きなんだよ



知らねぇだろ?



俺がこんなにも、空が好きなこと――――……………





◇◆キョウsida end◇◆