響け、空に―

そんな孝と私は特別仲が良いというわけではない。

ただ、家が近所で幼なじみなだけだ。


私は話していた3人をにらんで、

「別に仲良いってわけじゃないんだけど」と言った。

「だって仲良く見えるんだからしょうがないだろ。」


「仲良い、仲良くないの区別もつかないの?」


「…。何だよその言い方。大体お前さぁ」男子が言いかけたところで


「おーい!!高木、ちょっと来い!!」と先生に呼ばれた。

「…ちっ」口論していた男子が舌打ちをして去っていく。一緒にいた女子もどこかに行った。

先生が私に歩み寄って来て

「また口論していたのか。お前最近問題起こしすぎだぞ。」と注意する。