響け、空に―


次の日、教室に皆が居る中、考と高木が手をつないで登場した。

そして、一つ目の告白

正直、この告白は聞きたくなかったし、二人が手をつないでいる姿も見たくなかった。

けれど二つ目…

クラスの奴らは泣きだしてしまった。でも、俺はわかる。

ここで泣いたら一番傷つくのは考なんだ。

俺は高木の事が気がかりだった。

でも、考は考なりに考えているようなのでこれ以上踏み込むのはやめた。


そして自体は急変し…

葬式が行われた。


その途中、高木は泣き叫んでしまった。

《だめだ高木…だめなんだ。お前が泣いたら一番ダメなんだ…‼》


手荒な真似だったが、高木を泣きやませるために俺は怒鳴った。


その後、考が火葬場に行った時、俺は高木にさっき怒鳴ったことを謝るために近づこうとした。

しかし、それは考の母親に止められてしまった。


「あ…考の…」


「今は笑美子ちゃんのところに行くのは、やめてくれる?二人っきりにさせてあげたいの」


「二人…?」

俺が不思議そうに言うと、考の母親はにっこり笑ってどこかに行ってしまった。

高木の方を見ると、何かを読んでいるのが分かった。


「ああ、そういうこと…」

多分高木は、考からの手紙を読んでいるんだろう。

だから、二人…