姫は王子の隣で

「もしかしてメロンクリームパンに…ヤキモチ?」



こくん


よく見てなかったら分からないほどの小ささで頷く。




「私、陽汰くんの方が好きだよ?」



「ホント?」


子犬みたいなキラキラした瞳で上目遣いされる。


「ホント、だよっ」

途切れ途切れにそう言うと陽汰くんは頷いて、私に唇を重ねる。

「良かった」



「///」