「陽汰くん!?」


私と身長は変わらないはずなのに普通の顔してどこかへ走っていく。


「何?」


「お、重くないの?」


「全然♪」


やっぱ男の子なんだ…


「どこ行くの…?」


「ナイショ」


そう悪戯っ子みたいに微笑む陽汰くんは誰よりもカッコいいと思った。