「え?瑠苑ちゃん?」

陽汰くんが言う。

「あはは」

それに苦笑いしか出来ない私。

「どうしたの?呼び出されるようなことしたの!?」

「してないよ…ちょっと耳閉じてた方がいいかも」

そう言って私は耳を閉じる。

その刹那、スピーカーから大音量が流れた。