「・・ゴメンなさい。いきなりだけど、どうして蒼磨はこの事件に巻き込まれたのかしら・・・?」


蒼磨のお母さんは少し体が震えてた。


「私のせいです・・・」


ようやく出てきた言葉が“これ”。



「ハァ…。やっぱり。あなたが関わっていたのね・・・」

蒼磨のお母さんは大きなため息をついた後、急に怖い顔になった。


「・・・どうして・・! あの子真面目で何も悪いことしてないじゃない!
あなたのせいで蒼磨が危険な目にあったのよ! 全部あなたのせいよ!」


私は黙ってそれを聞いているしかできなかった。


でもこれから聞かされる言葉に私は反応できずにはいられなかった。


「蒼磨と2度と会わないで・・・!」