涙 ~14歳のあたし~


「そういえばよ~…先生くるの遅くね?」

夏希が思い出したように言った。


「先生…先生ねぇ」

先生かぁ~………


…………


……







「あああああぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!」



「あおい…。大丈夫か?」


「思い出したよ!今日、遅刻して怒られたんだよ!その時の先生があたしたちの先生だよ!」


「…あおい。また怒られたんだ?(笑」


「!!!夏希も去年、毎日徳長(夏希の去年の担任)に怒られてたじゃん!」


「ま、まぁ、、、そんなのどうでもいいんだよ、で、その先生、年いってる?」


「いや、超若かった!そして、ちょーーう怖かった!」


「まじかよ~!?俺無理だわ」


その時だ…


ガラッ


ドアが開いた。