授業が終わって休み時間のとき。
私は先生に頼み事をした。
「全校生徒の写真と名前見せてくれませんか?」と。
先生はあっさり「いいですよ。」と言ってくれたのでちょっと気分が良い。
私が鼻歌を歌いながら職員室で調べていると後ろから声がした。
「おい。朝の女。」
・・・朝の女・・・?
私はその言葉にびっくりして振り返った。
朝の・・・男の子がいた。
「!!!朝の!!!あの・・・」

「あのさ・・・お前名前なんて言うんだよ。」

「朝姫空!!朝に姫に空中の空!!」
その時男の子が吹き出した
そして笑いながら言った。
「ぶっ・・・なんだその説明。」
男の子の笑顔から私は目が話せなくなってずっと見ていた。
「・・・おい・・空・・・大丈夫か?」
突然空と呼ばれたのにビックリして声が裏返ってしまった。
「えっ!!あっ!!空!!??はい!!!」

「俺の名前は氷野 隼(ひの じゅん)。隼て呼べ。」

「え。あ、はい!!あの何年生様で・・・」

「あぁ、3年。お前は?」

「えぇぇ!!??に、2年です!!」

「じゃ、後輩だったのか。でも別に先輩とかつけなくてい「だめですよ!!」

「私は隼先輩のほうが呼びやすいです!!」
・・・おおごえで言ってしまった職員室にいた先生がこっちをむいた。
私は顔を真っ赤にしたら隼先輩はまた笑い出した。
「ははっ!!空、おもしろいな!!いいよ。隼先輩でも!!」
私は隼先輩につられて笑ってしまった。
隼先輩の笑顔にはなにか惹きつけられる・・
「あ、本題にはいるぞ。」
さっきのが本題ではなかったのか・・・
私はため息をついてしまった。
「あのさ、あの傘なんだけど、あげるからもって帰って良いよ。」
私は「は?」と思い口が開かなかった。
「あの傘、空の背にちょうどよくて俺にあわないんだよ。だから俺でかいのを
 もう1つ買う気なんだwwだからどうぞ・・・\\\」
隼先輩は顔を赤くして照れていた。
私は思わず笑ってしまった。
「おい!!てめぇ笑うな\\\」