監禁ゲーム

(はっ!?……。)

滝下はヒントの意味を必死に考えた。

それを見て、Uは笑っていた。

「まだですか?早く見せてくださいよ。クスクス。」

「………ほらよ。」

「どうも。」

滝下は笑顔で受け取るUにムカついていた。

(チッ……イラつくなぁ。)

「なるほど……。クスクス。」

渡して間もないのに、Uはヒントの意味がわかった。

滝下は思わずUを見た。

「なっ、……。」

「クスクスクス……私の番ですね。」

Uの笑い顔に、滝下は恐怖を抱き、こう思った……。

(……勝てない…………。)