──ねぇ、誰を見てるの?


キミはボクを見てるフリしてコイツを見てるんだろ?知ってるんだボクは。

…じゃあキミは知ってるかな?


コイツもキミの事好き何だって。何だ、二人共両思いじゃないか。良かったな。




…何て言うとでも思ったか?ボクの方がキミの事好きなのに…ボクの方が、キミを…コイツさえいなければって何度思ったか。


でもね、もう大丈夫!

ほらっ!

こうすればっ!

…ね?

あぁ大丈夫だよ。キミは痛くしないから。
ほらね、痛くないでしょ?

これでずっと一緒だよ。やっとボクの事を見てくれるね。

なのに、涙が出てくるのは何でだろう。



独りぼっち
(でも、キミがいるよ)
















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