新しい制服に身をつつみ、ママと家を出発!学校までの最寄りの駅で、莉音と莉音ママと待ち合わせしていた。





「おはよっ!」

『びっくりしたっ!ひより〜、おーはーよっん!』

そういって莉音は私の肩をポンッと叩いた。
4人で電車に乗り込み、ママ同士は、会話を始めた。



そういえば、ママ同士は高校の同級生だったっけ?娘同士も親友って、凄いね。



『そういえばさ、ひぃ本当に大丈夫なの?無理してない?』

「ん?何が?何が?」

『その様子なら大丈夫そうだけど…。本当に…本当にさ、恋愛する勇気湧いたの?私のことなら気にしなくていいし、無理はだめだよ?何かあったらいいなよ?』



親友にはお見通しなのかな?恋愛のスタートラインを踏むことを、前向きに考えてたつもりだったけど、最近いざ考えると不安になることも多かった。高校というのは、地区が関係なくなり、知らない人がたくさん来る。



莉音はきっと、私が軽い男にひっかからないかって事も、心配してくれているんだろうね…