『祐治…抱いてほしい…』

きつく私を抱き締めて…深い深いキスをした。


『俺も…理沙が欲しいよ…』

こんな言葉…祐治から初めて聞いた。


車を走らせて、彼は人気のない公園の駐車場に停めた。

二人…夢中で唇を合わせた。狭い車内が二人の体温で白く曇っていく。


『あ…祐治…んんっ』

祐治…私を愛してくれてる。彼の…心の声が聞こえる。

愛してるよって。


離したくないって。


『祐治…愛してる…』


やっと唇をはなした彼は

私を見つめて


『理沙…愛してるよ…』

狭い車内で、二人…何度も何度も抱き合った