いつかどこかで…

祐治は黙って私を抱き締めた。子供を宥めるように頭を優しく撫でてくれる。


わがままは言わないって約束した。でも、祐治が私だけを愛してくれたら…気持ちは揺らがないのに。


自由に生きろなんて言わないで…。


彼を見つめて…。身体を擦り寄せた。彼の身体のにおいが好き。


『ん?』

わざとらしい彼。


『何でもない…。』

その胸に顔を埋める。


『してほしい?』

『…うん…』


彼は私の首筋を舐めながら意地悪に

『はっきり言わないとわからない…』


『祐治…壊れるくらいに抱いて…他の人が抱けない位に…もう壊してしまってもいい…』



首を舐めていた彼が一瞬動きを止めた。


私を見つめて…。彼のネクタイで私の両手を頭の上で縛りあげた。


『祐治…』

しばらく私を見つめていた。


だけど…彼は優しく胸を舐め始めた。くすぐったい位のその舌に、身を捩らせる。


『縛ったのに…優しくするの?』

クスッと笑って彼をからかった。

彼も笑った
『何カッコつけてんだ。震えてるよ。怖いんだろ…相変わらず臆病だ』

キスしながら、手を縛ったネクタイを取ろうとしたけど、首を振った。


『取らないで…祐治。このままがいい…』


『そう?』