いつかどこかで…

『可愛いな…理沙にそっくりになってきた。』

祐治に抱かれて、なんだか嬉しそうな祐吾。


『どうしたの?』

『知らなかった?理沙が突然消えたあの日以来、俺は理沙をストーカーしてるんだよ。だから、あの日もすぐ理沙を見つけただろう?』


二人で笑った。

ストーカーしてたのは数年前の私のことだよね。


祐治の顔を小さい手のひらでペタペタ触って、耳を引っ張ってる。

祐治にだかれた祐吾が…。パパのいない祐吾が…。

ちょっと切なく思えた。

祐治に似てるよ…。ほんと、どんどん似てくる。

胸が一杯になった。


何にも話せない…。