いつかどこかで…

『ちょっとだけ…。コーヒー入れてあげるから。美味いコーヒーあるんだよ。』

『行かないよ…』


『ねこさんのお礼に来てよ。』


『ラーメンおごるって言ったでしょ』


謙吾、急いで立ち上がって、店員にお金を渡した。


え!?

やられた。

『ラーメンは俺が払ったよ。じゃ、お礼はうちに来て。早く。』


私の手を引いて店を出た。

実のところ、行きたかった。彼が強引に手を引くことで、私の罪悪感を薄くしてくれてる。


…………

『アパート見つかったの?』


荷造りの途中みたい。

コーヒー入れながら
『あいつの荷物、残ってたのを送るんだよ。ぼちぼちアパートも決める。』


マグカップ2つ握ってソファーへ来た。


二人並んで…。私がカップに手を伸ばそうとしたら、押し倒された。


彼はわかってる。抱かれたいけど罪悪感がある私。そんな私を考える時間を与えずに押し倒して抱く。