5年前

2005年11月




高校一年生だったマキは、いつものように学校から家へ帰る途中だった。
学校から家までは、自転車で40分程度の距離だ。
時刻は、18時を少し過ぎたところ冬に近づくにつれ夕日が沈むのがとても早くなる、もう外は真っ暗だ。
田舎町に住んでいるため家に近づくにつれ外に明かりがあまりない不気味な細道を走る。
自然と自転車をこぐペースが速くなる。