夏。

お祭り真っ只中。

大好きなお祭りを見にきたが気分が乗らない。


「ちょっと~、どうしたのよセン?」


大学で一番仲のいいユミだ。


私よりも高い背丈。
長い髪。
細い手足。


ノリがよくて2人で行動することが多い。


「最近メールが少ないの」


トモとのことも知っている。


「仕事忙しいんじゃないの?」

「そうかも…。今日も誘ったんだけど出張だって。」


忙しくてもメールは絶対してたのに…


「まぁまぁ仕事なら仕方ないでしょう?出店でなんかおごってあげるから元気だしなって。」


そう言って出店が立ち並ぶとこに移動した。

普段ならそんなに気にしないのだが、何か不安がとれない。