Crazy Boys





ーバンっ


「「ぅお?!」」


2人共滅多に乱暴に
開けられないドアに
驚きカップを落とした。


うわー、プラスチックで
よかったぁー

…って!違う!




「誰だよ!ドアぐらい静かに開けろよ!」



「ゴメン!俺!ビックニュース!!」



いつも髪の毛を綺麗にセットし
走るなんて行為は滅多にしない
流風がそこにいた。


流風がそんなに
興奮するなんて…

…なんだ?
AV女優でもついにこの学校から
でたのか?



「どうしたんだよ?」


皐月が落ちたカップを拾い上げ
洗いながら流風にたずねた。



「転校生が来るんだ!」



そんな事かよ…
馬鹿馬鹿しい。



「会長の俺が知ってないとでも?」



「女って事は?」



誇らしげに言って来る
流風に若干のイライラを
覚えながらコーヒーを飲む。



「知ってる。因みにそいつの面接俺がしから。」



「えー、つまんねぇー!てか、俺も面接したかった!」