みぎどなり


秀がおかしい、何が起こってるの?とパニック状態の幸月には、秀から離れるという考えしかない。

そんな幸月を見て、秀の意地悪心がわく。


「幸月、どうした?」


秀は平然と聞いてくるが、それどころではない幸月は首を振ることしかできない。


そんな幸月を見ながら近づこうとした途端、ガラッと扉の開く音がした。


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