我ながら感心する。

流石、俺の妹だな…

腹黒いな、うん。


(笑)の後に、『男子なんて塵よ(黒笑)』
つー言葉も聞こえた気がしなくもない。



あはは‥と笑いながら前方に居る
悠里曰く塵(クズ〓男子)と
パンダ(俺等のクラスの女子+以外の女子)
を見る。


まぁ、流石にうざいな。

道一杯に広がってて、
前に行けねぇじゃねぇかよ。

お喋りは結構。
けど、他人の事も考えようぜ
パンダ達さんよー?


迷惑を蒙っているつーのに、
暢気に塵と歩いてんじゃねぇーよ。


かといって、
草むらに足を入れるのも嫌だし‥


苛々する

「ちっ」

あ、思わず舌打ちしちまった。


パンダが睨みながら振り返ってきたから
睨み返してやったら、道が開けた。


「あははっ!
琉里ねぇー、さっすがー(笑)」


「なんか嬉しくねぇけどな‥」

苦笑しながら開けられた道を歩く。


ま、さっさと終わらして帰りてぇな‥


俺は一本に結わえた
長い髪を後ろに払うようにして
悠里と共に前へ前へと進む。